1月25日 練習日記
こんにちは。早いもので1月最後の練習です。今回はトランペットのMがお伝えします。
と申しましても、トランペットパートは7人中5人の氏名にMが付きます。私は最年長のMです。
さて、市吹では毎回、アップを丁寧に行います。
楽器を豊かに響かせながら周囲の音を良く聴き、身体と耳を温めます。
本日は直井先生の指揮で、ネリベルとコダーイを。
☆交響的断章
チェコスロヴァキアの作曲家、ネリベル。独創的な吹奏楽作品を多く書いています。
あ、現在はチェコ共和国とスロヴァキア共和国と、別々の国になっていますね。
曲の冒頭、ユニゾンの後に現れる断片的な音の配列が、実は全曲を支配しています。現れ方は様々で、スフォルツァンドやアクセントの表現も難しい。パート内でクレッシェンドの始まりや音を切るタイミングをしっかり揃えてください、との御指示です。
全体を通じ、Pesante(ペザンテ)を意識。
緊張感はもちろんのこと、特に「質感」を意識して。1時間ぎゅっと握ったおにぎりのように、とのこと。いやぁ、詰まってますねぇ。
☆ハーリ・ヤーノシュ
ハンガリーの作曲家、コダーイの作品。
田舎の酒場でハーリ・ヤーノシュ老人が語る冒険ファンタジーから、本日は3曲を(練習中のメモから抜粋)。
Ⅰ 前奏曲、おとぎ話は始まる
単に3拍子で音を並べるだけではなく、音の流れや繋がりで歌を表現してください。
フレーズの頂点と収め方を意識して、聴いている人の気持ちを離さないように。
Ⅲ 歌
ヤーノシュと婚約者エルジェが歌う愛の二重唱。生まれ故郷を想って、切々と歌い上げましょう。
この曲、他のパートに、どんな強いことでも言えます。トランペットは tacet(お休み)ですから...
原曲は「Tiszán innen, Dunán túl」で検索してみてください。
Ⅴ 間奏曲
ハンガリーの舞曲です。付点8分・16分のリズムが3連符にならないよう、正確に厳しく。
延ばす音には充実感、安定感を。
メロディーを口先だけで吹くのではなく、appassionato(情熱的に)。
さて、本番も近づき、直井先生の御指摘も濃くなっております。しっかり練習しましょう。
市吹の現場からは以上です。
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