2/2 練習日記
こんにちは、ユーフォニアムのAです。今日は直井先生にご指導いただき、双頭の鷲の旗の下に、謝肉祭序曲、モルダウ(ヴルタヴァ)を練習しました。4月の定期演奏会に向けて、先生から曲の要所要所でのハーモニー、音の強弱の位置、音のまとまりをもって演奏すべき箇所といった各曲の表情となるポイントについても細かく指導していただきました。先生によるパート毎のご指導後は、合奏中も他のパートの音がよく聞こえるようになります。
「双頭の鷲の旗の下に」は聞き覚えがあるメロディーで、私はユーフォニアムを初めて吹いた小学生の頃の思い出の曲のひとつです。当時、自分の身長の半分くらいのユーフォニアムを汗だくでかかえて鼓笛隊に出ていた頃です。昨年9月の秋のコンサートのアンコール曲「星条旗よ永遠なれ」も小学生の時に合奏で覚えましたが、何十年経っても覚えているものですね。
ドヴォルザーク「謝肉祭序曲」はオーケストラの弦楽器の弾き方を吹奏楽で表現することは難しいなと改めて思った曲ではありますが、先生に細かく指導していただきイメージできるようになりました。曲が思いのほか長く途中でばてそうになりますが、この大騒ぎと盛り上がりが待ちに待った謝肉祭!ということなのだな…と思います。謝肉祭(カーニバル)はカトリック教徒のイースター前の祝祭であり(イースターの断食に入る前にここぞとばかりご馳走を食べるお祭りということかと)、昨年演奏した「ミシシッピ組曲」のアメリカ横断ウルトラクイズの曲といえば、の第四楽章マルディグラもニューオリンズのイースター前の祝祭、いわゆる謝肉祭がタイトルでしたが、今回のドヴォルザークはより土の匂いがする力強い印象です(直井先生のおっしゃる単車の力強さを感じます!)。
「モルダウ(ヴルタヴァ)」は、作曲家スメタナが母国チェコの独立を願って作曲した曲と言われる叙情的なメロディーが印象的ですが、歴史的に難しい状態が続いた東ヨーロッパの人々の思いが詰まっているように思います。木管楽器のみなさんの演奏から、水滴が集まって源泉から川が生まれ細波とともに流れていく様子がとても美しいです。船に乗っているように川面から見えるチェコの村々の結婚式などの風景が感じられ、人々が幸せに生活できる平和な世界になりますように、と曲の背景を思いながら演奏したい曲です。
毎回の合奏で音があふれる空間にいられることはとてもうれしく、幸せな気持ちになります。東ヨーロッパの楽器、ツィンバロンをプロ奏者の崎村潤子さんに演奏いただける4月の演奏会が楽しみです。みなさま、体調に気をつけてお過ごしください!
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